2022年度にSIerからwebアプリエンジニアへ転職しました。
ここでは、自分が転職するに至った経緯や、注意した点、転職の軸、面接対策などについて紹介できればと思います。
目次
これまでの経歴・経験
新卒でSIerの会社へ入社しました。約3か月の研修を経て、某自動車会社の汎用系システムの改善•保守運用担当として配属されました。それから約2年半の期間開発をしています。
主な使用言語(ツール)としては以下です。
•OUTSYSTEMS(ローコード開発ツール)
•SQL
•VBA
①改善案件の要件すり合わせ、見積もり
②顧客への進捗報告
③チーム進捗管理
④システム開発(仕様書作成〜開発、テスト、デプロイ)
⑤保守運用
⑥パートナーの調達など管理業務
1日の働き方については以下記事で解説しています。
転職のきっかけ
転職を考えたきっかけは、以下3点です。
①今の業務では、今後自分の市場価値が上がらない
✔︎ローコード開発がメイン
✔︎既存システムの維持改善
という2点から、プログラミングスキルが向上しにくく、新規案件発足などの経験が積めないため。
②残業時間が多く、将来的に子育てなどの時間が取りにくい
月40~60時間の残業時間があり、3年目からはほぼフル出勤だったため、ワークライフバランスがとれないと感じました。
③業務内容や雰囲気が好きではない
個人的にクラウドを使ったBtoC向けのwebサービスに興味があり、汎用系の場合は自分が使うシステムではなくあまり興味が持てませんでした。
また客先常駐ということもあってか、雑談がほどんどなく、居心地が良くありませんでした。
転職活動
転職活動は以下の流れで進めました。
✔︎転職活動準備期間(転職方法調査)
転職活動を始めるにあたって、
•どうやって転職するのか
•自分が転職できるのか
などいくつか不安がありました。
まずは転職方法について調べてみたり、転職サイトに登録して企業をいくつか見たりしました。
結論、転職サイトから応募する勇気が湧かなかったので、色々なサポートを受けられる転職エージェントに登録することにしました。転職エージェントはいくつか選択肢がありましたが、大手ならそこまで違いはないだろうと思ったので、IT転職に特化しているレバテックキャリアを選択しました。
✔︎転職活動前半(エージェント面談〜エントリー)
レバテックキャリアに登録後、まずはエージェントと面談を行いました。(面談時間30分程度)
面談では、転職理由や、転職先に求めること、今後の進め方などをお話しました。
ヒアリング内容詳細
①スキルアップ(クラウド•プログラミングスキル)
②ワークライフバランス向上
①AWSなどのクラウドを使ってwebサービスなどをプログラミング開発していること。
② 平均残業時間30h以内、リモート可。
また同時並行で職務経歴書や履歴書、ポートフォリオを作成し、エージェントの方に添削して頂く&修正を行いました。
提案して頂いた企業から、エントリーする会社を10社ほど選び、エントリーしました。
(エントリーなど企業とのやり取りは基本的にエージェントさんが全て行ってくれます。)
✔︎転職活動後半(面接〜内定)
何社かエントリーシート通過連絡を頂いたので、面接日の設定を行いました。
ただ、平日は基本業務で20時過ぎることが多いため、面接日程を組むのに苦労しました。
(※面接は平日のみであり、面接開始時間は最遅で19時半〜が多かった)
•有給を使う
•私用(歯医者)と伝えて早めに退社する
の方法で何とか面接時間を捻出しました。
面接で気を付けたこと
面接で意識した点は以下に記載しましたので、よければご覧下さい。
最終的に転職先を決めた理由
①自分の軸(スキルアップ、ワークライフバランス)に合っていること。
②今の生活を維持できる年収であること。
(年収は1割ほど減)
③福利厚生
(副業可、私服勤務、Mac支給、資格奨励金、退職金など)
①自分の軸
✔︎スキルアップについて、
クラウド開発経験やweb系の開発ができ、実績もあること。また、社員人数が100〜300名程度であり、幅広い工程を経験できると考えました。
✔︎ワークライフバランスについて、
月平均残業時間が15hであり、基本的にリモート勤務のため、プライベートの時間が取りやすいと考えました。
②生活を維持できる年収
転職前よりも年収が1割程下がりますが、それでも今の生活を十分維持できること。
また、年収アップのチャンスが年4回あるため、早くスキルアップするためのモチベーションに繋がると考えました。
③福利厚生
ここは優先順位的には低かったですが、それでも「副業可(これはかなりgood)、Mac支給、資格奨励金、私服勤務」は自分にとって魅力的だったのも、転職を決めた理由です。
退職手続き
内定後には、退職手続きが必要です。
引き継ぎや有給消化を考えると、2か月以上前に上司に伝えたいところです。
※就業規則で1か月前に申し出が必要としている会社が多いですが、法律では2週間前に退職手続きをすればOKなので、最遅で2週間前に伝えられれば退職できます。
自分の場合の退職手続き
内定後の退職3か月前に、直属の上司、マネージャー、部長の順で報告しました。
直属の上司 : 社内で1番初めに転職を伝えた人なので、かなりかなり緊張しました。。
マネージャー : マネージャーは転職経験者だったこともあってか、意外にすんなりで、自分の本当にやりたいことなら仕方ないという感じでした。
部長 : 1番引き止められて、その日中だと全くOK貰えませんでした。改めて2回お時間を頂いて、何とか退職届の提出を認めて頂きました。(一方的に退職届を提出しても法律的に問題ないのですが、少しでも円満退社するために何とか説得しました。)
✔︎主な引き止め理由と受け答え
主に以下理由で引き止められましたが、既に内定承諾しており、自分のやりたいことができる会社だと何度も伝えて、何とか納得して頂きました。
①君はまだスキルがないから、転職しても活躍できないと思う。
→基本的な開発スキルや調整スキルくらいしかなく、まだまだ力不足はその通りです。
だからこそ自分の興味ある分野で自分のスキルをより効果的に上げるためにも、まだポテンシャル採用がある20代のうちに転職しようと思いました。
②転職先がの会社は本当に大丈夫か?
→大丈夫です。上場企業で、人も増えてきている会社であり、残業時間が少なくワークライフバランスが整っています。
③社内で異動できるかもしれない。
→他の部署に異動したとしても、WEB系✖️クラウドで力を入れている部署は同じ事業部にはなく、他の事業部だと距離的に出社が難しいということを伝えました。
転職を振り返って
転職活動を始めるのにかなり不安がありました。
一歩踏み出すのがまず怖いし、今の自分に転職できる会社があるかわからない。それでもこのまま今の会社で定年退職まで働き続けるのも違う。その葛藤の中でそれでも一歩踏み出したら何か違う景色が見えてくるかもしれないと思ってエージェントに登録して転職活動を始めました。
書類で落ちたり、面接で落ちたりもあってきついなと思ったことも何度かありましたが、それでも最悪全部落ちても今の会社で働けばいいし、逆に今は今の会社で働くしかないと割り切れるなと思ったので、転職活動がどっちに転んでもプラスしかないと思いました。
大切なのは、現状に不満があるならとにかく転職活動してみること、とにかくやってみることだと感じました。
やった後悔か、やらない後悔かという話がありますが、個人的にはやった後悔の方が次に活きるし、生き様としてかっこよくて、後味もいいと思っています。だからこそ最終的に行動できたと思います。
この記事が参考になれば幸いです。
ここまで読んで下さりありがとうございました。