この記事はSE内定者や新卒の方に向けてお届けします。
今後SEになる、今SEとして働いているが、今後リーダーになるまでのステップを知りたいという方におすすめです。
目次
研修について
まずは入社後の研修について解説します。
研修後の方は飛ばして下さい!
✔︎仲のいい同期を作ること
✔︎メリハリのある学習をする
入社後1〜3ヶ月程度は研修があると思います。
研修の流れとしては、下記が多いです。
①顔合わせ•自己紹介
②ビジネスマナー研修
③プログラミング研修
④開発練習
会社によって異なりますが、配属後はリモートワークだったり、客先常駐だったりで同じ会社の人と会う機会が少ない場合があります。ここでしか同期と仕事で親密に関われるチャンスはないので、積極的にコミュニケーションをとることをオススメします。
社内情報共有できたり仲間がいるという感覚は働くモチベーションに繋がります。
研修内容についてぶっちゃけ
正直、配属されてからの学びの方が実践的な学習であり、実務で役に立ちます。
・研修ではJAVA言語だったけど、配属されたら他の言語だった。
・電話対応、名刺の渡し方の練習したけど実際全く使わない。
研修のポイントは、
全て完璧にこなそうとせず、自分で考えてメリハリを付けた学習をすることです。
自分のなりたい像によっては、研修内容よりも独学で別の時間に当てた方が有意義な学習になります。
配属1年目
配属1年目は以下のような特徴が多いです。
✔︎OJTとして先輩について働く。
✔︎初めは学習時間が多く仕事量が少ないので、有給がとりやすい→忙しくなると有給がとりにくくなります。
✔︎即戦力ではないので客先の場合は客先からお金をもらわず自社負担していることが多い→基本的に残業がないので早く帰れる。
ポイント①質問しまくる
1年目は気軽に何でも質問し放題。この特権を活かさない手はないです。
・業務知識についてどんどん聞いて学習すること。
・同じことは聞かないように、メモをとること。
ただ初めは分からないことが分からないから質問ができないってこともあると思います。
自分から情報収集することが大切なので(先輩はすぐに使う業務内容くらいしか積極的に教えない)まずは色んな資料を読むことをオススメします。
業務概要が記載されている資料の場所は先輩に聞けば教えてくれます。山ほどあると思いますが、以下の流れを繰り返して学習がオススメです。
①全体概要•目的理解
②詳細仕様理解
③プログラム理解
④質問
ポイント②初年度にしかない時間を有効活用する
ほぼ毎日定時で帰れるのはこの時期だけだけです!
同期と飲みニケーションでもいいと思いますが、業務知識の学習、資格取得や副業に取り組むならこの時期に力を入れるのがオススメです。
配属後2.3年目以降
任される仕事の量が増えてきて、少しずつ外向き仕事(お客さんとの打ち合わせなど)や、進捗管理などのマネジメント業務、後輩フォローも増えてくると思います。
今までは自分の業務だけこなせばよかったのが、責任の範囲が大きくなります。
ここでは、進捗管理とお客さんとの打ち合わせについて解説します。
進捗管理について
進捗管理を行うには、今後やるタスクについてどれくらい時間がかかるか見積もる必要があります。その判断材料の1つになるのは、今までの業務進捗です。
例)過去の似たような業務で仕様書作成•開発〜結合テストまで3ヶ月かかったが、今回は少し小さいので2ヶ月くらいでてきるだろう。
この感覚が大切です。
業務知識が浅いと手探りで開発を進めることになるので、元々の計画が全く役に立たないものになります。根拠を持った計画を立てるためにも業務理解、進捗感覚を身に付けることを意識しましょう。
マイルストーンとは、タスクの期限設定のことで、そこまでに〇〇しておかないと、△△に間に合わないという感じの期限設定です。
例)自分チームの開発は計画通り進んでいるけど、他チームへの情報展開が遅れ、他チームの開発にリードタイム(期間)がかかるので、本番稼働が間に合わない。
自分の開発で手一杯だと、他チームへの連携や申請関連が後回しになりがちで、計画通り進まないということが起こりやすいです。現状のタスクだけでなく、先のタスクを把握し事前に動くことが大切です。
計画の作成方法については以下書籍が参考になります。
進捗管理者は自分のタスクだけでなく、チームメンバーのタスク調整する必要があります。
自分のタスクに余裕がないと、メンバーに適切に仕事が触れず、チーム全体として遅れやすい状態になります。
そこで進捗管理者は特に自分に余裕を持つ必要があります。
まずはタスク管理の時間を確保した上で、自分にタスクを振ることをおすすめします。
お客さんとの打ち合わせについて
お客さんが気になるポイントは、
✔︎目的が計画通り達成できるか
です。
プログラム詳細がどうこうとかまでは理解しておらず気にしていません。
そこで大切なのは、
①目的が達成される根拠を示すことです。
色んなケースが想定されて、懸念点があります。
全ての懸念点について対策できているかを示すことはお客さんへの安心感•信頼に繋がります。
↑プログラムでif分岐がある場合はテストで全ての分岐パターンを検証しますが、それのもっと大きいバージョンみたいなイメージです。
①目的理解
②想定されるパターン洗い出し
③各パターンで目的達成されているか判断
④計画作成と計画根拠を提示
上記についてお客さんが納得できればOKです。
こちらから提案する場合も同様です。
お客さん視座に立ち、こんな時は大丈夫か?など考えることが大切です。
誰しも遅れは出したくないです。
それでも遅れてしまう場合があります。
遅れた場合は以下を説明する必要があります。
①原因は何か?
②どうリカバリーするか?
③リカバリー計画通りでできる根拠は?
外部要因の遅れ(他チームから緊急仕事を依頼された、急に仕様変更を依頼された、停電が起きたなど)なら説明しやすく、交渉次第で追加で工数が貰えますが、
内部要因原因(計画折込み不足、作業が遅かった)については正直厄介です。準備しないとかなり質問されます。
事前に防ぐことが1番大切ですが、それでも遅れた場合はまず、外部的要因がないか洗い出し、ない場合は残業やチームメンバーと仕事分担になります。極力避けたいです。。
おわりに
システムエンジニアとしての3年目までのポイントを解説しました。
とはいっても僕もまだまだ上手くこなせていないので、知識を入れた上で実践あるのみだと思います。
お互いシステムエンジニアとして頑張りましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます!